Android 14 以降、メモ コンテンツ キャプチャ API により、ユーザーはデフォルトのメモ作成アプリから直接スクリーンショットをキャプチャできるようになります。この API を使用すると、ユーザーは画面上の好きなコンテンツを切り取ってメモに貼り付けられ、マルチタスクでメモを取れるようになります。
メモ コンテンツ キャプチャ API は、NOTES
ロールを持つアプリ専用に設計されています。Android 14 では、LAUNCH_CAPTURE_CONTENT_ACTIVITY_FOR_NOTE
権限を使用して、NOTES
ロールを持つアプリのみがメモ コンテンツ キャプチャ API を使用できるようになっています。アプリは API を呼び出す前に、権限があるかどうかを確認する必要があります。OEM が NOTES
ロールを有効にすると、ユーザーはデフォルトのメモ作成アプリを設定できるようになります。
メモ コンテンツ キャプチャ API の詳細については、以下を参照してください。
OEM によるメモコンテンツのキャプチャのカスタマイズ
NOTES
ロールを使用すると、ユーザーは有効なメモ作成アプリをデフォルトのメモアプリとして選択できます。OEM は config_enableDefaultNotes
を設定して、デバイス上での NOTES
ロールの利用を制御できます。config_enableDefaultNotes
の値はデフォルトでは false
に設定されています。
NOTES
ロールが有効な場合、OEM は必要なカスタマイズとシステムのメモ作成統合を提供して、メモ コンテンツ キャプチャ API をサポートする必要があります。OEM はデフォルトの AOSP 実装をカスタマイズするか、config_screenshotAppClipsServiceComponent
または config_screenshotAppClipsActivityComponent
をオーバーライドして実装を提供できます。デフォルトのシステムメモ作成統合の実装については、notetask
パッケージをご参照ください。
メモ コンテンツ キャプチャ API を実装するには、システム UI を変更する必要があります。OEM は UI をカスタマイズしてスクリーンショットをトリガーして編集し、Android システム UI に実装を提供できます。OEM によりカスタマイズされた統合の例として、システム UI はロック画面上のボタンやアイコン、タッチペンでの操作などのロック画面ショートカットを使用して、ロック画面上で NOTES
ロールを持つアプリを起動できます。同様にホーム画面では、システム UI はタッチペンでの操作により、バブル ウィンドウやフローティング ウィンドウなどのマルチタスク ウィンドウ モードで、NOTES
ロールを持つアプリを起動できます。
メモコンテンツのキャプチャの検証
CTS 検証ツールテストについては、メモコンテンツのキャプチャ テストをご覧ください。