AIDL オーディオ HAL

Android 14 より、オーディオ HAL インターフェースは安定版 AIDL を使って定義されます。パートナーと SoC ベンダーはオーディオ HAL を再実装して、AIDL インターフェースを利用できるようにすることが推奨されます。

libaudiohal ライブラリの拡張により、AIDL HAL のフレームワーク サポートが追加されます。AIDL 実装では、オーディオ ポリシー構成の仕様は AIDL HAL に移行します。この変更により、オーディオ ポリシー マネージャー(APM)は設定をベンダー提供の XML ファイルから処理するのではなく、HAL から取得できるようになります。

オーディオ AIDL HAL API

このセクションでは、AIDL のコア、エフェクト、共通 HAL API について説明します。

カーネル ドライバを操作する新しいバージョンのオーディオ HAL を実装するときは、/hardware/interfaces/audio/aidl/default/ の AIDL API のデフォルト実装をリファレンスとして使用します。

AIDL のオーディオ HAL ディレクトリの構造については、オーディオ HAL README ファイルをご覧ください。

コア HAL

AIDL を使用したコア HAL の主要なインターフェースには次のものがあります。

エフェクト HAL

AIDL を使用したエフェクト HAL の主要なインターフェースには次のものがあります。

詳しくは、オーディオ エフェクトをご覧ください。

共通 HAL

BT HAL、コアおよびエフェクト オーディオ HAL などのさまざまなオーディオ HAL で共有されるデータ構造とインターフェースは共通 HAL にあります。

一般的な安定データ型

安定データ構造の定義は HAL とフレームワークの両方で使用されます。

オーディオ AIDL HAL API をテストする

新しい VTS テストは AIDL インターフェースに対応しています。

セキュリティに影響を及ぼす可能性がある新しい HAL バージョンに変更はありません。