Android のセキュリティに関する公開情報 - 2017 年 8 月

2017 年 8 月 7 日公開 | 2017 年 8 月 23 日更新

Android のセキュリティに関する公開情報には、Android デバイスに影響を与えるセキュリティの脆弱性の詳細を掲載しています。2017 年 8 月 5 日以降のセキュリティ パッチレベルでは、下記のすべての問題に対処しています。端末のセキュリティ パッチレベルを確認する方法については、Pixel と Nexus のアップデート スケジュールをご覧ください。

パートナーには、この公開情報に記載の問題について 1 か月前までに通知済みです。Android オープンソース プロジェクト(AOSP)のリポジトリに、以下の問題に対するソースコードのパッチをリリースしています。また、この公開情報では、これらのパッチへのリンクに加え、AOSP 以外のパッチへのリンクも掲載しています。

下記の問題のうち最も重大度の高いものは、メディア フレームワークに重大なセキュリティの脆弱性があるため、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、特権プロセス内で任意のコードを実行するおそれがあることです。重大度の評価は、攻撃対象のデバイスでその脆弱性が悪用された場合の影響に基づくもので、プラットフォームやサービスでのリスク軽減策が開発目的または不正な回避により無効となっていることを前提としています。

この新たに報告された問題によって実際のユーザー デバイスが不正使用された報告はありません。Android セキュリティ プラットフォームの保護や Google Play プロテクトについて詳しくは、Android と Google サービスでのリスク軽減策をご覧ください。こうした保護により、Android プラットフォームのセキュリティが改善されます。

ご利用のデバイスにこのアップデートを適用することをすべてのユーザーにおすすめします。

注: 最新の無線(OTA)アップデートと Google デバイスのファームウェア イメージについての情報は、Google デバイスのアップデートに記載しています。

お知らせ

  • この公開情報では、2 つのセキュリティ パッチレベル文字列を定義しています。これは、すべての Android デバイスに共通する一部の脆弱性を、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。詳しくは、一般的な質問と回答をご覧ください。
    • 2017-08-01: 部分的に対処したセキュリティ パッチレベル文字列。このセキュリティ パッチレベル文字列は、2017-08-01(およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチレベル文字列)に関連するすべての問題に対処していることを示します。
    • 2017-08-05: 完全に対処したセキュリティ パッチレベル文字列。このセキュリティ パッチレベル文字列は、2017-08-01 と 2017-08-05(およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチレベル文字列)に関連するすべての問題に対処していることを示します。

Android と Google Play プロテクトのリスク軽減策

ここでは、Android セキュリティ プラットフォームの保護と Google Play プロテクトのようなサービスの保護によるリスクの軽減について概説します。こうした機能は、Android でセキュリティの脆弱性が悪用される可能性を減らします。

  • Android プラットフォームの最新版での機能強化により、Android 上の多くの問題の悪用が困難になります。Google では、すべてのユーザーに対し、できる限り最新バージョンの Android に更新することをおすすめしています。
  • Android セキュリティ チームは、Google Play プロテクトによって脆弱性の悪用を積極的に監視しており、有害な可能性があるアプリについてユーザーに警告しています。Google Play プロテクトは、Google モバイル サービスを搭載したデバイスではデフォルトで有効になっており、Google Play 以外からアプリをインストールするユーザーにとっては特に重要です。

セキュリティ パッチレベル 2017-08-01 の脆弱性の詳細

パッチレベル 2017-08-01 に該当するセキュリティ脆弱性の各項目について、下記に詳細を説明します。脆弱性は、影響を受けるコンポーネントごとに分類しています。問題の内容について説明し、CVE、関連する参照先、脆弱性のタイプ重大度、更新対象の AOSP バージョン(該当する場合)を表にまとめています。該当する場合は、バグ ID の欄に、その問題に対処した一般公開されている変更(AOSP の変更の一覧など)へのリンクがあります。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に記載した番号に、追加の参照へのリンクを設定しています。

フレームワーク

フレームワークの最も重大な脆弱性により、悪意のあるローカルアプリが特別に細工したファイルを使用して、特権プロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2017-0712 A-37207928 EoP 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2

ライブラリ

ライブラリの最も重大な脆弱性により、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、権限のないプロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2017-0713 A-32096780 [2] RCE 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2

メディア フレームワーク

メディア フレームワークの最も重大な脆弱性により、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、特権プロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2017-0714 A-36492637 RCE 重大 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0715 A-36998372 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0716 A-37203196 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0718 A-37273547 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0719 A-37273673 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0720 A-37430213 RCE 重大 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0721 A-37561455 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0722 A-37660827 RCE 重大 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0723 A-37968755 RCE 重大 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0745 A-37079296 RCE 重大 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0724 A-36819262 DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0725 A-37627194 DoS 7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0726 A-36389123 DoS 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0727 A-33004354 EoP 7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0728 A-37469795 DoS 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0729 A-37710346 EoP 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0730 A-36279112 DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0731 A-36075363 EoP 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0732 A-37504237 EoP 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0733 A-38391487 DoS 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0734 A-38014992 DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0735 A-38239864 [2] DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0736 A-38487564 DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0687 A-35583675 DoS 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0737 A-37563942 EoP 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0805 A-37237701 EoP 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0738 A-37563371 [2] ID 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2
CVE-2017-0739 A-37712181 ID 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2

セキュリティ パッチレベル 2017-08-05 の脆弱性の詳細

パッチレベル 2017-08-05 に該当するセキュリティ脆弱性の各項目について、下記に詳細を説明します。影響を受けるコンポーネントごとに脆弱性を分類し、CVE、関連する参照先、脆弱性のタイプ重大度、コンポーネント(該当する場合)、更新対象の AOSP バージョン(該当する場合)などの詳細を記載しています。該当する場合は、バグ ID の欄に、その問題に対処した一般公開されている変更(AOSP の変更の一覧など)へのリンクがあります。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に続く番号で、追加の参照先へのリンクを示します。

Broadcom コンポーネント

Broadcom コンポーネントの最も重大な脆弱性により、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、権限のないプロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2017-0740 A-37168488*
B-RB#116402
RCE ネットワーク ドライバ

カーネル コンポーネント

カーネル コンポーネントの最も重大な脆弱性により、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2017-10661 A-36266767
アップストリーム カーネル
EoP ファイル システム
CVE-2017-0750 A-36817013* EoP ファイル システム
CVE-2017-10662 A-36815012
アップストリーム カーネル
EoP ファイル システム
CVE-2017-10663 A-36588520
アップストリーム カーネル
EoP ファイル システム
CVE-2017-0749 A-36007735* EoP Linux カーネル

MediaTek コンポーネント

MediaTek コンポーネントの最も重大な脆弱性により、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2017-0741 A-32458601*
M-ALPS03007523
EoP GPU ドライバ
CVE-2017-0742 A-36074857*
M-ALPS03275524
EoP ビデオドライバ

Qualcomm コンポーネント

Qualcomm コンポーネントの最も重大な脆弱性により、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2017-0746 A-35467471*
QC-CR#2029392
EoP IPA ドライバ
CVE-2017-0747 A-32524214*
QC-CR#2044821
EoP 所有するコンポーネント
CVE-2017-9678 A-35258962*
QC-CR#2028228
EoP ビデオドライバ
CVE-2017-9691 A-33842910*
QC-CR#1116560
EoP MobiCore ドライバ(Trustonic)
CVE-2017-9684 A-35136547*
QC-CR#2037524
EoP USB ドライバ
CVE-2017-9682 A-36491445*
QC-CR#2030434
ID GPU ドライバ

Google デバイスのアップデート

Google デバイスの最新の無線(OTA)アップデートとファームウェア イメージのセキュリティ パッチレベルについて、次の表に示します。Google デバイスのファームウェア イメージは、Google デベロッパー サイトで入手できます。

Google デバイス セキュリティ パッチレベル
Pixel、Pixel XL 2017 年 8 月 5 日
Nexus 5X 2017 年 8 月 5 日
Nexus 6 2017 年 8 月 5 日
Nexus 6P 2017 年 8 月 5 日
Nexus 9 2017 年 8 月 5 日
Nexus Player 2017 年 8 月 5 日
Pixel C 2017 年 8 月 5 日

Google 端末のアップデートには、下記のセキュリティの脆弱性に対するパッチも含まれています(該当する場合)。

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2017-0744 A-34112726*
N-CVE-2017-0744
EoP サウンド ドライバ
CVE-2017-9679 A-35644510*
QC-CR#2029409
ID SoC ドライバ
CVE-2017-9680 A-35764241*
QC-CR#2030137
ID SoC ドライバ
CVE-2017-0748 A-35764875*
QC-CR#2029798
ID オーディオ ドライバ
CVE-2017-9681 A-36386593*
QC-CR#2030426
ID ラジオドライバ
CVE-2017-9693 A-36817798*
QC-CR#2044820
ID ネットワーク ドライバ
CVE-2017-9694 A-36818198*
QC-CR#2045470
ID ネットワーク ドライバ
CVE-2017-0751 A-36591162*
QC-CR#2045061
EoP QCE ドライバ
CVE-2017-9692 A-36731152*
QC-CR#2021707
DoS グラフィックス ドライバ

謝辞

調査にご協力くださった下記の皆様方に感謝いたします(敬称略)。

CVE 調査協力者
CVE-2017-0741、CVE-2017-0742、CVE-2017-0751 Alibaba Mobile Security Group の Baozeng Ding(@sploving)、Chengming Yang、Yang Song
CVE-2017-9682 Android Security の Billy Lau
CVE-2017-0739 C0RE TeamDacheng Shao、Hongli Han(@HexB1n)、Mingjian Zhou(@Mingjian_Zhou)、Xuxian Jiang
CVE-2017-9691、CVE-2017-0744 Qihoo 360 Technology Co. Ltd. IceSword Lab の Gengjia Chen(@chengjia4574)、pjf
CVE-2017-0727 Qihoo 360 Technology Co. Ltd. Alpha Team の Guang Gong(龚广)(@oldfresher
CVE-2017-0737 C0RE TeamHanxiang Wen、Mingjian Zhou(@Mingjian_Zhou)、Xuxian Jiang
CVE-2017-0748 Qihoo 360 Technology Co. Ltd. Alpha Team の Hao Chen、Guang Gong
CVE-2017-0731 C0RE Team の Hongli Han(@HexB1n)、Mingjian Zhou(@Mingjian_Zhou)、Xuxian Jiang
CVE-2017-9679 Tesla Product Security Team の Nathan Crandall(@natecray
CVE-2017-0726 Niky1235@jiych_guru
CVE-2017-9684、CVE-2017-9694、CVE-2017-9693、CVE-2017-9681、CVE-2017-0738、CVE-2017-0728 Baidu X-Lab(百度安全实验室)の Pengfei Ding(丁鹏飞)、Chenfu Bao(包沉浮)、Lenx Wei(韦韬)
CVE-2017-9680、CVE-2017-0740 Scott Bauer@ScottyBauer1
CVE-2017-0724 Trend Micro の Seven Shen(@lingtongshen
CVE-2017-0732、CVE-2017-0805 CSS Inc. の Timothy Becker
CVE-2017-10661 C0RE Team の Tong Lin(segfault5514@gmail.com)、Yuan-Tsung Lo(computernik@gmail.com)、Xuxian Jiang
CVE-2017-0712 Valerio Costamagna(@vaio_co)、Marco Bartoli(@wsxarcher
CVE-2017-0716 Vasily Vasiliev
CVE-2017-0750、CVE-2017-0713、CVE-2017-0715、CVE-2017-10662、CVE-2017-10663 Trend Micro Mobile Threat Response Team の V.E.O(@VYSEa
CVE-2017-9678 Huawei SCC Eagleye チームの Yan Zhou
CVE-2017-0749、CVE-2017-0746 Qihoo 360 Technology Co. Ltd. IceSword Lab の Yonggang Guo(@guoygang
CVE-2017-0729 Tencent の Xuanwu Lab の Yongke Wang
CVE-2017-0714、CVE-2017-0719、CVE-2017-0718、CVE-2017-0722、CVE-2017-0725、CVE-2017-0720、CVE-2017-0745 Qihoo 360 Technology Co. Ltd. Chengdu Security Response Center の Zinuo Han

一般的な質問と回答

上記の公開情報に対する一般的な質問とその回答は以下のとおりです。

1. 上記の問題に対処するようにデバイスが更新されているかどうかを確かめるには、どうすればよいですか?

デバイスのセキュリティ パッチレベルを確認する方法については、Google Pixel と Nexus のアップデート スケジュールに関するページに記載されている手順をご覧ください。

  • セキュリティ パッチレベル 2017-08-01 以降では、セキュリティ パッチレベル 2017-08-01 に関連するすべての問題に対処しています。
  • セキュリティ パッチレベル 2017-08-05 以降では、セキュリティ パッチレベル 2017-08-05、およびそれ以前のすべてのパッチレベルに関連するすべての問題に対処しています。

デバイス メーカーは、こうしたアップデートを組み込む場合、パッチレベル文字列を以下のとおり設定する必要があります。

  • [ro.build.version.security_patch]:[2017-08-01]
  • [ro.build.version.security_patch]:[2017-08-05]

2. この公開情報に 2 つのセキュリティ パッチレベルがあるのはなぜですか?

この公開情報では、2 つのセキュリティ パッチレベルを掲載しています。これは、すべての Android デバイスにまたがる同様の脆弱性をひとまとめにして、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。Android パートナーには、この公開情報に掲載されている問題をすべて修正し、最新のセキュリティ パッチレベルを使用することが推奨されています。

  • 2017 年 8 月 1 日のセキュリティ パッチレベルを使用する端末には、そのセキュリティ パッチレベルに関連するすべての問題と、これまでのセキュリティに関する公開情報で報告されたすべての問題の修正を組み込む必要があります。
  • 2017 年 8 月 5 日以降のセキュリティ パッチレベルを使用する端末には、今回(およびそれ以前)のセキュリティに関する公開情報に掲載された、該当するすべてのパッチを組み込む必要があります。

パートナーには、対処するすべての問題の修正を 1 つのアップデートにまとめて提供することが推奨されています。

3. 「タイプ」列の項目はどういう意味ですか?

脆弱性の詳細の表で「タイプ」列に記載した項目は、セキュリティの脆弱性の分類を示しています。

略語 定義
RCE リモートコード実行
EoP 権限昇格
ID 情報開示
DoS サービス拒否攻撃
なし 該当する分類なし

4. 「参照」列の項目はどういう意味ですか?

脆弱性の詳細の表で「参照」列に記載されている内容には、参照の値が属している組織を示した接頭辞が含まれている場合があります。

接頭辞 参照
A- Android バグ ID
QC- Qualcomm の参照番号
M- MediaTek の参照番号
N- NVIDIA の参照番号
B- Broadcom の参照番号

5. 「参照」列の Android バグ ID の横にある「*」はどういう意味ですか?

公開されていない問題には、「参照」列の Android バグ ID の横に「*」を付けています。この問題のアップデートは通常、Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。

バージョン

バージョン 日付 メモ
1.0 2017 年 8 月 7 日 情報公開
1.1 2017 年 8 月 8 日 公開情報を改訂し AOSP リンクと謝辞を追加
1.2 2017 年 8 月 14 日 公開情報を改訂し CVE-2017-0687 を追加
1.2 2017 年 8 月 23 日 公開情報を改訂し CVE-2017-0805 を追加