Android Automotive アプリは、下記のドライバーの注意散漫に関するガイドラインに準拠していれば、運転時も HU で実行できます。DDG は、Google が提供するベースライン最適化案で構成され、ドライバーの注意散漫を減らすことを目的としています。
ドライバーの注意散漫に関するガイドラインを満たすアプリは、「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けできます。このページでは、アプリを「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けし、Android プラットフォームでユーザー エクスペリエンスが制限された状態でアプリを実行できるようにする方法について詳しく説明します。詳細については、以下をご覧ください。
- 自動車ユーザー エクスペリエンス制限: 自動車ユーザー エクスペリエンス制限
- 自動車の運転状態の使用: 運転状態と UX 制限の利用
「注意散漫防止の最適化済み」のアプリ
アプリは、特定のアクティビティを「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けできます。アプリ全体を「注意散漫防止の最適化済み」として指定するには、そのすべてのアクティビティが、ドライバーの注意散漫に関するガイドラインに準拠している必要があります。車両の運転状態が、UX 制限が有効になった状態に変更された場合は、次のようになります。
- 現在のフォアグラウンド アクティビティは、マニフェスト内で「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けされている場合にのみ続行できます。
- 新しく開始するアクティビティは、マニフェスト内で「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けされている場合にのみ開始できます。
プラットフォームは、マニフェストを確認し、「注意散漫防止の最適化済み」のアクティビティのみを制限付きの状態で実行できるようにします。
注: プラットフォームは、アプリが制限に実際に準拠しているかどうかを検出できず、また準拠を強制することもできません。マニフェスト内でのアプリの宣言のみを確認できます。このドライバーの注意散漫に関するガイドラインは、Google Play の審査プロセスで適用されます。
すべてのアプリ アクティビティに対して「注意散漫防止の最適化済み」が必要になるわけではありません。アプリは、制限のない状態(車両が駐車しているときなど)に対して、さまざまなユーザー エクスペリエンスを提供できます。その結果、アプリは、アプリの AndroidManifest.xml
ファイル内の <activity>
要素に次のメタデータを追加することで、特定のアクティビティを「注意散漫防止の最適化済み」としてタグ付けできます。
<activity android:name=".DistractionOptimizedMainActivity"....> .... <meta-data android:name="distractionOptimized" android:value="true"/> </activity>
アプリは、制限された状態で実行するように設計されたアクティビティを提供する場合、マニフェストでその情報を宣言する必要があります。プラットフォームでは、宣言された情報のみを確認し、制限付きの状態でアクティビティを実行することを許可する(または許可しない)かどうかを判断します。