このページでは、Android 17 に含まれる CTS 検証ツール(CTS-V)でメディア再生テストを実行する手順について説明します。
cts/apps/SecurePlaybackTestApp の CTS-V テストハーネスにあるメディア再生テストスイートは、セキュア再生でフレーム落ちすることなくデバイスの画面にフレームが表示されることを検証します。
メディア再生テストスイートは、次の API をテストします。
android.media.MediaCodec#queueSecureInputBufferandroid.media.MediaDrm#getKeyRequestandroid.media.MediaDrm#provideKeyResponseandroid.media.MediaCrypto#MediaCrypto
メディア再生テストスイートは、AVC、HEVC、VP9、AV1 の各コーデックを検証します。
テスト環境をセットアップする
セキュア再生テストを実行するには、次のものをセットアップします。
- テスト対象デバイス(DUT)
- ホストマシン
- 再生分析ツール(PAT)。( Tempo Manufacturingから PAT を購入することをおすすめします)。
DUT をセットアップする
DUT をセットアップする手順は次のとおりです。
- USB 経由で DUT をホストマシンに接続します。
- ホストに ADB 経由で DUT にアクセスするための権限を付与します。
- CTS-V アプリ(
CtsVerifier.apk)をデバイスにインストールします。 詳しくは、CTS-V テストを実行するをご覧ください。 - DUT をインターネットに接続します。
- PAT をホストに接続します。
- DUT を縦向きにして、PAT の白い矢印が上を向くように、PAT のパッド付きの面を画面に平らに置きます。
- 2 本のバンドを DUT に巻き付け、白い端の付いたコードを引っ張って締めます。
ホストをセットアップする
テスト環境をセットアップするには、PAT セットアップ ファイルをダウンロードし、内容を新しい pat-cts ディレクトリに展開します。
cd pat-cts/v2.4.0./setup.sh
このコマンドを実行すると、PAT コマンドライン インターフェースがセットアップされ、Python がインストールされた仮想環境に入ります。環境に自動的に入らない場合は、次を実行します。
source venv/bin/activateセットアップ ファイルに含まれているファームウェア バージョンに合わせて PAT を更新することをおすすめします。ファームウェア バージョンを確認するには、次を実行します。
(venv) patctl --usb --info | grep "Firmware version"ファームウェア バージョンが 2.4.0 より古い場合は、ファームウェアを更新します。次のコマンドを実行します。
(venv) patctl --usb --update pat_fw_v2.4.0rc2.binCTS テストでは、仮想環境に Mobly テスト フレームワークと snippet-uiautomator をインストールする必要があります。
(venv) pip install mobly(venv) pip install snippet-uiautomator
テストを実行する前に、仮想環境がアクティブなときにテスト アセットの場所を識別する環境変数も設定する必要があります。そのためには、次を実行します。
(venv) cd SecurePlaybackTestApp(venv) source build/envsetup.sh
環境に再度入るには、次を実行します。
source pat-cts/v2.4.0/venv/bin/activate構成ファイルを作成する
Mobly フレームワークを使用して、config.yml 構成ファイルを作成して Mobly testbed を定義する必要があります。
以下に config.yml ファイルの例を示します。テンプレートは SecurePlaybackTestApp/ ディレクトリにあります。
TestBeds:
# A testbed where adb will find Android devices.
- Name: PlaybackAnalysisTestBed
Controllers:
AndroidDevice:
- serial: 8A9X0NS5Z # quotes are needed if serial id is entirely numeric
label: dut
TestParams:
video_scaling: 1.0 # from 0.0 to 1.0, used if the test video is too large to fit the Playback Analysis Tool
テストを実行する
CTS-V メディア再生テストを実行する手順は次のとおりです。
- ホストマシンの Python 仮想環境内で、
SecurePlaybackTestApp/ディレクトリに移動します。 テストを実行します。
python ./secure_playback_test.py -c config.yml約 10 秒後に、デバイスで動画の再生が始まります。
次の図に示すように、PAT の溝を動画の 5 つの白黒のバーに合わせます。PAT が動画の向きに対して左向きの矢印と揃っていることを確認します。
図 1.適切に配置された PAT。
図 2.PAT のスケーリングが必要。
PAT を配置したら、2 本のコードをデバイスに巻き付け、PAT の左側から伸びているプルタブで締めます。配置が変更されていないことを確認し、必要に応じて再配置します。この操作を行うために DUT をホストから切断してもかまいませんが、続行する前に DUT が再接続されていることを確認してください。図 4 に示すように、PAT が DUT に完全に平らに接していることを確認します。デバイスを数分間触れない場所に置き、
yを入力してテストを続行します。配置後にデバイスが動かないことを確認します。
図 3.PAT と DUT の上面図。
図 4.PAT と DUT の側面図。
テストに合格すると、[合格] ボタンが有効になります。 このボタンをタップすると、合格したテストが記録されます。