CTS 検証ツールによる多くのオーディオ テストでは、さまざまなオーディオ ハードウェア デバイスを対象に機能を検証できます。[Audio Devices] パネルには、DUT が対応しているオーディオ デバイスと、利用できるデバイスが表示されます。
[Supported Devices] リストには、DUT で使用できるオーディオ デバイスが表示されますが、それらは接続されているとは限らないため、テスト時に利用できない場合もあります。SDK 35 で追加された AudioManager.getSupportedDeviceTypes()
は、対応しているデバイスのタイプを返します。
次の図を見ると、この DUT は内蔵デバイス(マイク、スピーカー、受話口など)、アナログ オーディオ周辺機器、Bluetooth オーディオ周辺機器、USB オーディオ周辺機器に対応していることがわかります。
図 1. 対応デバイスが表示されている [Audio Devices] パネル
[Available Devices] リストには、DUT に内蔵されているか(内蔵スピーカーやマイクなど)、接続されている(アナログ ヘッドセットや USB オーディオ周辺機器など)ためにテスト時に利用できるオーディオ デバイスが表示されます。
次の図は、内蔵デバイスのみが利用可能で、DUT に接続されている外部オーディオ周辺機器がない状態です。
図 2. 利用可能なデバイスが表示される [Audio Devices] パネル
対応デバイスのリストが、デバイス内のハードウェア(Inputs)と一致しない場合は、HAL によって提供されるオーディオ ポリシーの構成に問題があることが考えられます。利用可能なデバイスが接続されているデバイス(Outputs)と一致しない場合は、基盤となるオーディオ ソフトウェア レイヤに問題があることが考えられます。
オーディオ周辺機器が DUT に接続されている場合は、利用可能なデバイスのリストが更新され、その構成が反映されます。