一般的な位置情報スイッチとは別にドライバー サポート アプリを制御できるようにするには、アプリを許可リストに登録する必要があります。このページでは、アプリを許可リストに登録するために必要な要件について説明します。
ADAS アプリは、車載地図データベース、ADAS の機能、そして Android 以外の自動運転機能間で情報を交換する、プリロード済みの Android アプリです。
個人情報と機密情報
ユーザーの機密情報を扱うアプリでは、次のことが求められます。
- アプリを通じて取得した個人情報や機密情報へのアクセス、収集、使用、共有の目的を、ユーザーの運転体験の提供や改善に直接関係するものに限定すること。
- APK がアクセス、収集、使用、共有する個人情報および機密情報の種類と、個人情報および機密情報の共有先を、包括的に開示するプライバシー ポリシーを提供すること。
- 最新の暗号手法を使用して(HTTPS 経由などで)転送するなど、ユーザーのすべての個人情報や機密情報を安全に扱うこと。
アプリのプライバシー ポリシーを開示する場合は、次のことが求められます。
- プライバシー ポリシーを位置情報設定の所定の欄に掲載すること。
- ユーザーデータに関係のない他の開示の中ではなく、独立した形で掲載すること。
- アクセスまたは収集されるデータタイプの一覧が含まれていること。
- データにアクセスして使用する目的(データでサポートされる機能や、アプリの改善に向けた使用方法など)、データの収集先(データの保存場所など)、他の事業体(第三者または関係会社)とデータを共有する目的を説明すること。
ドライバー サポートを超える機能
ADAS APK の主要な機能は、下記の許容される機能の一覧に記載されている、ADAS 機能にとって不可欠なものである必要があります。別の APK に分離できる、必須でない機能を含めてはなりません。
許容される ADAS 機能としては、たとえば次のものが挙げられます。
- 制限速度の視覚化とアラート
- 車線逸脱の警告
- レーン センタリング
- 車線変更支援
- アダプティブ クルーズ コントロール
センサー情報を処理するためのおすすめの方法
アプリによってデバイスの位置情報が送信される場合は、扱う情報を次のように限定する必要があります。
- 機能にとって最低限必要なセンサー情報のみを送信する。
- 可能な限り匿名化されたデータを送信する。
- 機能に必要な最短時間のみ、情報を一時的に保持する。