ロータリー コントローラは、ヘッドユニットを制御するために使用される、自動車のセンター コンソールにあるノブとその周囲のボタンです。ロータリー コントローラは以下の機能をサポートしている必要があります。
- 4 方向に移動する(上下左右)
- 時計回り / 反時計回りに回転する
- 中央ボタン
- 戻るボタン
ロータリー コントローラは斜めの移動をサポートしている場合もあります。回転は、ディテントの機構を備え(カチカチと鳴るような)、無制限に回転できる必要があります。中央にボタンを備えているか、ロータリーノブ自体がボタンとして機能する必要があります。通常は、ロータリーノブの周囲にその他のボタンがあります。たとえば、ホーム、メディア、電話、ナビゲーション(地図)などです。
ロータリー コントローラは次のように機能します。
- 移動は、ユーザー インターフェースの大まかなナビゲーションに使用されます。画面は
FocusAreas
と呼ばれる複数の長方形の領域に分割されます。移動機能により、これらのFocusAreas
間を移動します。 - 回転は細かいナビゲーションに使用します。回転を使用すると、
FocusArea
内のフォーカス可能なビューを、Tab キーと同じ順序で移動します。 - 中央ボタンは、フォーカスされているビュー上で、たとえばボタンを押すなどの操作を行います。
- 一般的に、戻るボタンは Android の通常の機能と同じよう機能します。ただし後述の直接的な操作を除きます。
移動履歴により、右へ移動してから左へ移動すると元の位置に戻ります。これは OEM によって設定できます。
OEM によって設定されている場合、画面の外に移動させると、戻る操作など、システム全体のアクションがトリガーされます。
最新の操作がロータリー コントローラではなくタップによって行われた場合、移動、回転、中央のボタンの押下により、ビューがフォーカスされてロータリー モードが開始されますが、この操作は通常、それ以外の効果を持ちません。それ以降のアクションは上記のように機能し、フォーカスを移動するか、アクションを実行します。
中央ボタンが押されたときに SeekBar
がフォーカスされると、直接操作(DM)モードが開始します。このモードでは、回転するとナビゲーションは行われず、SeekBar
が操作されます。戻るボタンは、DM モードを終了するために使用されます。DM モードをサポートするその他のビューでは、回転だけでなく移動を使用してビューを操作できる場合があります。たとえば、マップビューでは回転を使用してズームし、移動により地図をパン(スクロール)することができます。
詳しくは、下記を参照してください。